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災害時に木の力が役に立つ 木のパウダーを活用した「木粉簡易トイレ」

台風が次々に発生し、防災備蓄が気になるこの季節

杉の未利用材・リサイクル材を原料とした杉パウダー(木粉)の活用により、地元の森林環境の保全、循環型社会の構築、自然環境機能の発揮による災害低減などへの貢献を目指した商品をご紹介します!

災害時にまず必要になるトイレ

先の東日本大震災では、仮設トイレが3日以内に設置された自治体は約34%、
1ヵ月以上かかったところは14% (「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」平成28年4月内閣府)
⇒これまでの災害時・断水時に、簡易トイレがないためにトイレが不衛生な環境になること、
トイレを我慢すること等により、避難住民の健康に重大な被害が及ぶケースが多数発生

災害直後のトイレ確保の為、国・自治体は「簡易トイレ」の備蓄を推奨しています
・徳島県計画 災害用トイレ備蓄率(H32 個人・団体50%、市町村100%)
(「徳島県災害時快適トイレ計画」アクションプラン 平成29年8月徳島県)

↓トイレの必要性

 

杉の機能性が衛星確保に貢献

猫用のトイレ

トイレといえば、猫用トイレの猫砂にも木が使われているものがあります。

木の持つ吸水力や消臭力がネコや飼い主の方にも気に入られていますね♪

この木の猫砂の材料は、木を粉砕した木粉(パウダー)です。

猫砂は熊本の震災時には、人間用のトイレとして使われたという報道もされ木の活用の可能性が示されていました。

人間用のトイレにも活用!

猫砂を防災備蓄品として保管するには嵩張るため、人間用のトイレとして開発されたのが木粉簡易トイレ

木の力を活かした性能の高さに利用者のみなさんびっくりしているようです!

製品開発のきっかけは、H28年に木粉活用ネコ用トイレ「ネコ砂」を開発し、徳島ビジネスチャレンジメッセにて部門賞を頂いた際に、「人間用の簡易トイレも欲しい」と多くの意見を頂いたことでした。

スギは粉砕して木粉化することで、消臭性・吸水性・抗菌性になど様々な機能性を発揮します。さらに高分子ポリマーを加え凝固性を強化することにより、「簡易トイレ」に必要なコンパクト化も達成しました。

木粉簡易トイレの特徴

・スギ木粉が持つ消臭性・吸水性・抗菌性に 高分子ポリマーを配合し凝固性をプラス。
・便、尿をゼリー状に固め、木粉と消臭剤が臭いを防ぎます。
・回数分の袋を同梱しており、1回ずつ処理が可能であるため衛生面で優れます。
・大型袋の為、既設便座、仮設便座、ポッド、バケツなど多様な設備で使用が可能です。
・凝固性があり、かつ厚手の袋の為使用後の水分漏れの心配がありません
・処理方法は各自治体にご確認の上処分をお願いします。

木の活用が減災にもつながる

木を切り、木材を使うことは決して自然破壊ではありません。適切に伐採し、木をつかい山を管理していくことで山は元気になり災害にも負けない強い力を発揮します。

適切に地域材を活用して山を管理することは、山地・森林の中で木々がしっかりと根を張り、水を貯え、二酸化炭素をたっぷりと吸収できる良い環境をつくることに繋がります。

こうした良い環境ができれば、森林が持つ「水源涵養機能」「土砂災害防止機能」なども発揮され、結果的に温暖化予防や減災にも貢献します。

災害が起こらないような山地環境づくりに貢献したい、そしてもしもの時にはみなさまの衛生環境確保に役に立ちたい。スギの力とそのような思いにより製品づくりが行われています。

木をつかうことで山林の管理促進により、国土保全機能の発揮や防災・減災へ貢献できますので、木が活用されているモノに目をむけるきっかけにもなってくれると嬉しいですね!

適切に木を切って使う循環が災害の起こりにくい森林づくりにつながります

 

ふるさと納税でも人気!

徳島県那賀町のふるさと納税返礼品の人気No1としてTVでもご紹介頂いています!

防災備蓄品としていずれ必要になるものですのでこの制度を活用して導入いただけると良いかもしれません(^^)

ふるさとチョイス「木粉簡易トイレ」

https://www.furusato-tax.jp/product/detail/36368/4637743

 

 

 

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