サーフボードの起源は木?という記事で、近代のサーフボードは樹脂製のものが主流になってきているということに触れました。
しかしながら、樹脂製のサーフボードにもなくてはならない存在として一部に木が使われ続けています。
ストリンガーとは
近代のサーフボードには、ストリンガー(Stringer)という部材が使われています。
ストリンガーとは、サーフボードの中心部に入っている補強材のことで、この材料として木材などが用いられます。
上の写真にあるようにサーフボードのノーズからテールまで入っています。
つまり、サーフボードはストリンガーを軸として左右を張り合わせて作られています。
ストリンガーの機能
なんでサーフボードにストリンガーが必要なのか?
それは、ストリンガーが持つ「しなり」がサーフィンを楽しむときに必要な「強度」を生み出すからです!
強度(剛性)に優れる固い素材は、一見丈夫そうに思いますが一定以上の衝撃を受けると一気に割れたり破損してしまします。
固い素材に適度にしなりの柔軟さ・柔らかさがあることで、衝撃を逃がすことができます。
また、そのしなりや粘り強さがサーフィンを楽しむ伸びや加速感につながります!
国産材のストリンガー
軽くて粘りの強い素材として「杉」が注目されています。
CORE FOAM JAPANさんからも下記のように「木」のご紹介を頂いています! Facebookページ
CJSW red line
日本の針葉樹をストリンガーにする事を進めるCoreform Japan Stringer Woods から限定販売のred line
四国海部川、那賀川上流の厳選された木頭杉を採用サーファーに護られ、サーファーの匠によってストリンガーになったこの木目を見れば如何に大切に育てられたかが解る希少価値の高いジャパニーズレッドウッドです。
希少価値の高さから多くのパフォーマンスボードでのテストが難しく、本年は7’3迄のオルタナ、クラシックボードのみでの展開となります。
成長に適した環境、木の性質、木材の価値観、製造のクヲリティーどれを取っても日本の木材に敵うモノはありません。
まとめ
サーフボードにもしっかりと木が使われていましたね!
サーフィンの起源となった木が、現代にも生かされていたというのは驚きでした。
木のもつ粘り強さは、現代スポーツの場面でもさまざまなところに生かされています、是非探してみましょう!
杉のサーフボード・SUPボードはWoodBoard KUKUのWebサイトもご覧ください!