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木材をたくさん使った部屋は圧迫感を与える!?

木が使われている空間て居心地よく感じることってありますよね!

壁や家具なども、中身は無垢の木材でなくとも、表面(見た目)だけでも木を感じてもらえるように、木の模様をプリントした製品もよく見かけます!これってきっと、木か木じゃないかというと木の方が選ばれているということなのかなと想像します。

そこで今回は「視覚的な効果」、つまりは見た目でどう感じるかのデータを調べてみました!

Q: 木材は視覚的にどんな効果がありますか?

A: 木材を内装に用いた部屋では、視覚的効果で「暖かい」という印象を与えるだけでなく、血圧、心拍などの生理応答にも影響を及ぼすことが分かっています。

データ1 木材率が生理応答や快適感に影響を及ぼす

木材率(全内装面に占める木材の面積比)が自律神経系の生理応答や快適感などに影響を及ぼすことが明らかになりつつあります。
広さや調度品が同じで木材率の異なる部屋(下写真)において、血圧、心拍、脳血液動態などの生理応答の測定および部屋の主観評価が行われました。
その結果、木材率が45% の部屋では心拍数が有意に増加し、木材率が90% の部屋では収縮期血圧が有意に低下しました。
しかし、木材率が0% の部屋では、これらの生理応答に変化は見られませんでした。

データ2 木は見た目50%が心地よい

香りについて・・・
香りの強さや好ましさ、リラックス度などの関係を検証したところ、木の香りが強いほど好ましさとリラックス度が高まることが分かりました。(下図上段)
見た目の好ましさが高いほどリラックス度も高くなる傾向があるが、一方で室内の全面を木質化すると、暗い印象や圧迫感が出たりするため見た目の好ましさが低下するのです。(下図下段)

結論

いっぱい木が使われている方が香りの面では好感触ですが、見た目的にはやりすぎると圧迫感を与えてしまい逆効果になってしまうんですね。。。

ほどほどにバランスよく木を配置することで、木以外の素材との違いも感じることができるのかもしれないですね。

みなさん、やり過ぎないようにお気をつけください!

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